coLinuxでDebianを使う

この文書はとても古い文書です。資料として残していますが役に立ちません。

環境はWindows XP Homeです。 coLinuxは基本的にLinuxを分かっている人向けだと思うので、そのレベルに合わせて書いてます。

常用するにはサービスとして登録したらいいと思うけど、Windows自体使わないし、やる気も無いので、その辺は他で調べてください。

coLinuxのサイトで配布されているDebian-4.0r0-etch.ext3.1gb.bz2を使っていたのですが、 1GBでは少し小さいことと日本語まわりの設定が面倒だと思ったので、etchで日本語設定済みの2GBバージョンを作ってみました。 無保証ですが以下に置いておきます。

http://regret.nofuture.tv/download/colinux/

Debian-4.0r2-etch.ext3.2gb.7zの変更点

  • 容量を2Gに変更。
  • Debian GNU/Linux 4.0r2にアップデート。
  • プログラムの追加: aptitude, ssh, lv, vim, screen,locales, console-data, kbd
  • キー配列をjp106に変更。(英語キーボードをお使いの方は、dpkg-reconfigure console-dataを実行して変更してください。)
  • タイムゾーンをAsia/Tokyoに変更。
  • ロケールを追加。(en_US ISO-8859-1, en_US.UTF-8, ja_JP.EUC-JP, ja_JP.UTF-8)
  • 標準ロケールをja_JP.UTF-8に変更。(当然ながらCooperative Linux consoleでは文字化けするので環境変数LANGをCにして使うか、PuTTYなどを使ってください。)
  • sources.listをftp.jp.debian.orgに変更。
  • sources.listにbackports.orgのapt-lineを追加。

インストールメモ

Windowsを使わなくなって久しいのですが、たまたまcoLinuxの話題が出て少し面白そうだったので、さわってみました。

用意したもの

coLinuxのインストールでは上記のDebian EtchのRootFSを使うので「choose components」の「Root Filesystem image Download」チェックボックスを外しておきます。

ちなみにチェックボックスを入れたままにしてDebianのRootFSをダウンロードすると、Sarge(!)をダウンロードしてとても悲しいことになります。 (Sargeのサポート期間は2008年4月までなので、よほど事情が無い限り使うのは止めましょう。)

xmingとフォントのインストールには特に注意するところはないと思います。

Windowsのネットワーク設定

どの接続がいいのかよくわからなかったのですが、アドバイスによるとWindows XPではTAP-Win32とのブリッジが一番簡単だそうなので、それで行うことにします。

  1. スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、「ネットワーク接続」を開く。
  2. 「ローカルエリア接続」がもう一つ増えていると思うので開き、「TAP-Win32 Adapter V8 (coLinux)」であることを確認したら、名前をTAPなど分かりやすいものに変更しておく。(以下このデバイスをTAPと呼びます。)
  3. TAPと実際にネットワークにつながっている「ローカルエリア接続」を選択し、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)から「ブリッジへ追加(G)」を選択。

coLinuxの設定

インストール先(C:\Program Files\coLinux)を開くとexample.confという設定ファイルの雛形があるので、適当な名前でコピーして設定します。今回はdebian.confで以下のようなものを作りました。(変更点だけ抜き出し)

kernel=vmlinux
cobd0="C:\Program Files\coLinux\Debian-4.0r2-etch.ext3.2gb"
cobd1="C:\Program Files\coLinux\swap_256M.img"
root=/dev/cobd0
ro
initrd=initrd.gz
mem=256
eth0=tuntap

同じディレクトリにあるcolinux-daemon.exeのショートカットを作成。

ショートカットのプロパティを開いて、リンク先を

"C:\Program Files\coLinux\colinux-daemon.exe" @debian.conf

に変更。このショートカットをデスクトップに置いておくといいかと思います。

debian(coLinux側)の設定

ひとまずCooperative Linux consoleからroot/rootでログインします。 2GBイメージを使っていてる人は、メッセージが文字化けすると思うので、

# export LANG=C

でLANGの変更してください。

ネットワークの設定

  • DHCPの場合

/etc/network/interfacesを以下のようにします。

# This file describes the network interfaces available on your system
# and how to activate them. For more information, see interfaces(5).

# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback

# The primary network interface (slirp)
#auto eth0                 -+
#iface eth0 inet static     |
#   address 10.0.2.15       +-- この部分をコメントアウト
#   broadcast 10.0.2.255    |
#   netmask 255.255.255.0   |
#   gateway 10.0.2.2       -+

# Second network (tap-win32)
#auto eth1
#iface eth1 inet static
#   address 192.168.0.40
#   netmask 255.255.255.0
#   gateway 192.168.0.1

auto eth0            ← この二行追加
iface eth0 inet dhcp ←

/etc/init.d/networking restart でネットワークを再起動すると外へつながります。

  • 固定IPの場合
  1. /etc/resolv.confにネームサーバーを追加。
  2. /etc/network/interfacesを変更。書き方はman interfacesを参照。
  3. /etc/init.d/networking restart でネットワークを再起動。

これでネットワークがつながりました。続いてユーザーなども追加しておきます。

rootパスワードの変更とユーザーの追加

  • パスワードの変更
# passwd root
  • ユーザーの追加
# adduser (ユーザー名)
  • sudoをインストール

sudoをインストールしてvisudoで上で追加したユーザーを登録しておきます。

# aptitude install sudo
# visudo

文字コードとXを飛ばすためにX11フォワーディングを有効にしています。

PuTTY Configuration

[ウィンドウ]→[変換]

  • 文字コードの設定(R)
    • UTF-8(CJK)
  • CJK用の文字幅を使用する
    • [x]

[接続]→[SSH]→[X11]

  • X11フォワーディング
    • [x] X11フォワーディングを有効にする
  • Xディスプレイの場所
    • localhost:0

Debian側のソフトのインストール

Xmingソフトをインストールするには、メニューシステムやコマンドのどちらでも使えるaptitudeを使うのが楽だと思います。 aptitudeの使い方はDebianテンプレWikiを参照してください。

Xをインストール

# aptitude install xorg

xtermのウィンドウをxmingに飛ばす

Xをインストールしたのでxtermのウィンドウをxmingに飛ばしてみるテスト。

Xlaunchの設定

  • Select display setting
    • Multiple windows
  • Display number
    • PuTTYで設定した値(上のようにした場合はいじる必要なし)
  • Select how to start Xming
    • Start a program (ソフトを起動するので)
  • Enter or choose one X client to Run Local or Run Remote
    • Start program: (プログラム名: xterm)
  • Using PuTTY
    • With compression: (ご自由に)
      • Connet to computer: (coLinuxのIP)
      • Login as user: (ログイン名)
      • Password(PuTTYのpageantを使う場合いらない): (パスワード)
  • Specifi parameter settings
    • Clipboard [x]
    • Remote font server: (あるなら)
    • Additional parameters for Xming: -dpi 96 (dpiをWindowsと同じにしている。他にXのパラメータがあるなら書く)
    • Additional parameters for PuTTY or SSH (PuTTY/SSHのパラメータ)

うまくいくと、ターミナルが起動したと思います。 うまくいかない場合はPuTTYのX11の設定を見直してください。

XDMCPを使ってログインするためのソフトの追加(kdm使用)

XDMCPを使ってログインするようにしていると、coLinuxを仮想化ソフトのように扱えます。 フルスクリーンだと遅いし個人的にはウィンドウ飛ばすだけで十分だけど、この話が出ていたので試してみた。

KDE関連のインストール

ログインマネージャのkdmを入れるついでにKDE大好きっ子なのでKDEを入れてみた。 上でxorgをインストールしたならxorgを抜いてね。

# aptitude update
# aptitude install xorg kde-core kde-i18n-ja kdm ttf-vlgothic

kdmの設定

  • /etc/kde3/kdm/Xaccessの設定
#*                                      #any host can get a login window

上の「#」コメントアウトされた部分を外す。

  • /etc/kde3/kdm/kdmrcの設定

[Xdmcp]のEnable=falseをtrueにする。

[Xdmcp]
Enable=true
Port=177

/etc/init.d/kdm restart でkdmを再起動しておきます。

Xlaunchの設定

  • Select display setting
    • One Window/Fullscreen/One Window without titlebar
  • Display number
    • PuTTYで設定した値(上のようにした場合はいじる必要なし)
  • Select how to start Xming
    • Open session via XDMCP (XDMCPを使うので)
  • Configure a remote XDMCP connections
    • Connect to host: (coLinuxのIP)
  • Specifi parameter settings
    • Clipboard [x]
    • Remote font server: (あるなら)
    • Additional parameters for Xming: -dpi 96 (dpiをWindowsと同じにしている。他にXのパラメータがあるなら書く)